ロジスティクス・データ管理は、製品サポートとロジスティクスのデータを、管理された単一の環境にまとめます。保守性、信頼性、テスト容易性を考慮した製品設計をサポートし、ライフサイクル・コストを最適化します。
ロジスティクス・データ管理は、Teamcenterサービス・ライフサイクル管理 (SLM) の一部として提供されるシーメンスの製品サポート・データ管理 (PSDM) 機能を使用して有効になります。
製品サポート・データ管理は、SAE Lifecycle Logistics Supportability Committee (LCLS) の規格であるGEIA-STD-0007に基づいています。この規格は、ロジスティクス製品データをXML経由で配信するための拡張マークアップ言語 (XML) を定義し、相互運用性とアーカイブを確保します。保守性、信頼性、テスト容易性を考慮した製品設計をサポートし、ライフサイクル・コストを最適化します。
関連製品: Teamcenter SLM
ロジスティクス・データ管理の利点
これにより、お客様は、設計/エンジニアリング・データとともにロジスティクス/プロビジョニング・データを保存して管理できます。
メンテナンス・コストを削減し、技術者が初回で成功できるように支援して、信頼性の低いコンポーネントを特定することで製品の可用性を高めます。
これにより製品のオペレーターは、最初の納品を受ける前に、製品のオペレーションとメンテナンスの準備を完全に整えられます。
ロジスティクス・データ管理は、リソース計画を可能にし、リソース計画を改善してサービス費用を低減しながら、効率を最適化します。
ライフサイクル全体を通して、ロジスティクスとサポートの考慮事項をエンジニアリングに組み込みます。
製品サポート/ロジスティクス・データ管理は、材料管理から流通、技術データ管理、メンテナンス、トレーニング、カタログ作成、構成管理、エンジニアリング・サポート、修理部品管理、故障報告と解析、信頼性向上までの、ロジスティクス・サポート解析と製品サポート解析を網羅しています。
PSDMは、OEMからオペレーターへの製品知識の移転を容易にし、受け取った製品のオペレーション、メンテナンス、アップグレード、管理が確実に行われるようにします。
Teamcenterとの統合
シーメンスのPSDM機能によって実現するロジスティクス・データ管理の重要な価値は、製品サポートのデータモデルをTeamcenterに統合できる点です。エンジニアリング・データとロジスティクス・データの両方が単一の環境で管理されるため、ロジスティクス・エンジニアは構成や設計/製造の変更を可視化できます。このソリューションは、製品ライフサイクル管理と製品サポート管理を統合します。
